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書きたいものを、書きたいときに、書きたいだけ。お立ち寄りの際は御足下にご注意くださいませ。 はじめましての方は『はじめに』をご一読ください。
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    告知。

    椎さんとことコラボ企画らしきものが始まります。
    そんなわけでこちらは隔離カテゴリになります、苦手な方はご注意!
    以下、ざっと説明。
    でも読まなくてもたぶん大丈夫…な気がしなくもないです(どっち)

    我が家の「彼と彼女」「カレとカノジョ」、椎さんとこの元々の設定。
    これとは無関係の、パラレルワールドでのお話です。
    本篇とはリンクしていません。

    名無しの彼らが演じる、彼らによく似た「彼ら」。
    それがたぶん、ここでのお話です。

    つまりはそんなノリで行きますよ!っていう告知(笑)
    勢いがついてるのでここの更新が増えるかもしれませんが、普通のお話もちゃんといっぱい書きますよ!
    もうなんかガシガシ書きたいんで!!

    そんなわけで、お付き合いいただければ幸いです。




    「仮想世界(パラレルワールド)」

    キャスト
    (ILLOGICALより)

    ・長男≒鳥海 蒼(とりうみ そう)
    ・次男≒鳥海 青(とりうみ せい)
    ・三男≒鳥海 藍(とりうみ らん)


    (時計塔の金魚姫。より)

    ・彼≒有沢 蓮(ありさわ れん)
    ・彼女≒双葉 風姫(ふたば かぜひめ)

    ・カレ≒五十嵐 優(いがらし すぐる)
    ・カノジョ≒春日 氷雨(かすが ひさめ)



    制作
    イラスト、マンガ…椎さま
    お話…凜


    こんな感じです。
    小話とか、軽いネタをぽこぽこ上げていくスタイルになると思います。
    シリアスもギャグもどんとこい形式(笑)
    なるべく一話完結の、さらっと読めるようなお話を書きたい…!!

    頑張りますので、どうぞお楽しみに!

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    きゃー!!

    彼と彼女(椎さんより!)


    ちょ、どうしよう椎さんがうちの「彼と彼女。」のふたりを描いてくださったよ…!!
    わぁぁちょう綺麗!そして美人…!!
    彼女の絶対領域に萌えたなんて内緒ですよ(笑)
    彼の表情にときめいたなんてもっと内緒ですよ(ふはは)

    人様に描いてもらえるなんて幸せすぎます。
    そしてこの子らはまさにこんな感じです、あぁもうわたしの趣味を熟知されてるよ!

    ありがとうございます、も、ほんと家宝にするよ!!

    ちょっとだけ。

    いじってみました!
    やっとメールフォームも設置出来たんだぜ…もうちょっと早くつければ良かった気もする。
    コメントだけだと、やっぱなんかダメだよなぁ、とか思ってみたりとか。
    まぁ需要は低いんですけどね!(自虐的)

    なかなかうまく表示されてくれなくて、途中でうっすら泣きそうになりました…。
    うちの子たちは精密機器に強いコばかりなのですが(「彼女」以外はたぶんみんなパソコン得意)、わたしはからきしダメです。
    なんだろう、自分に出来ないことをさせたいっていう願望なんだろうか?

    それにしても、あのほそっこいスペースに入るように直したんでだーいぶ縦長ですね(笑)
    さっき自分でチェックしてちょっと笑った。
    打ちにくくてすみません…!

    そんなわけで、御用の方はメールフォームからどうぞ。
    「お前のブログ見づらいよ!」とか、そんなんでもオッケーです(笑)

    これからも何とぞよろしくお願いします。

    葬送の音を。

    相互リンク記念に椎さんトコの三兄弟を書かせていただきました!
    彼らのビジュアルは椎さんのサイトに行ってチェックするべきです(笑)
    捏造万歳、なんかいろいろ趣味はいりまくりですが、どうぞ!



    例えば命を燃やすようなスリル、とか。
    或いは背骨がぞくぞくするような快感は、そう滅多に味わえるものじゃない。

    だから、そう俺たちは。
    まるで削るように焦がすように、存在を刹那だけに宿して。
    世界でたった三人きりの、兄弟。
    それは最強の味方で、最強の好敵手にだってなるから。

    今日も響くは彼らの奏でる『音』。



    ギン、と耳につく音とともに、一閃。
    彼が刀を抜いた瞬間、腰まである長い髪が合わせて舞った。

    「っぶねー…」
    「…遅いな」

    そう言って長男は刀をしまう。
    三兄弟のまとめ役である長男は、咄嗟にそれを受け止めた弟に小さく微笑みかける。
    貴公子めいた美貌、けれどそれに騙されてやるほど彼の弟は疎くない。
    それを見て、ふる、と次男の肩が震えた。

    「遅いな、じゃねーだろっ!?なんだよいきなりっ」

    肩ほどまでの髪を払いのけ、いきり立つ。
    それを見て可笑しげに兄は笑い、ぐしゃぐしゃと弟の髪をかき交ぜた。
    怒ったように彼はそれをも払おうとするが、すぐに思いとどまって手を下ろす。
    笑顔一つで騙されてやるほど疎くはないが、どうしたってこの手には弱いのだ。
    それも自覚済みだから、彼は膨れるしかなく。
    その横顔は、幼い時から変わっていないと兄は想う。

    たとえこんな世界に居ても、それだけは。
    彼らが兄弟であることだけは変わらないのだと。
    それは誇りで、自信で、愛情だと自負している。

    背後で軽い足音が響いた。

    「兄さんにーさん、なーに楽しそうなことしてんんだよっ」
    「おわっ」
    「あぁ、お帰り」

    駆け寄ってきたのは、二人の弟。
    こちらは髪も短く、少しばかり幼げな印象を与える。
    眼鏡の奥、好奇心旺盛そうに瞬いた瞳。
    それに向かって、長兄は肩を軽くすくめた。

    「いや、コイツがぼんやりしてるからちょっと気を引き締めてやろうかと…」
    「気を引き締めるとかじゃなくて、一歩間違ってたら死んでるから!」

    気つけにしてはかなり重い一撃。
    自分か弟でなかったら確実に死んでいた――もちろん、兄が自分たち以外にこんなことをするはずはないのだけれど。

    「…(あぁ、違うか)」

    そこで、ふと彼は笑う。
    自分たち以外にも、兄が刀を向ける相手が居たことに思い至る。
    だって、自分たちの生業は――。

    「にーさん?」
    「ん?あぁ悪い、なんだ?」

    弟の声に微笑んで、すぐに弟が手にしている見なれたノートパソコンに目が行った。
    それを察したらしい、弟がにっこりと笑う。

    先ほどまでの無邪気さを潜めた、狡猾そうな瞳。
    もしかしたら、いちばん凶悪なのはこいつかもしれないと兄らは考える。

    二人の、弟。
    一見しただけでは人好きのする青年にしか見えないというのに。
    丁寧に丁寧に張り巡らせた罠に、相手がいつ落ちるかを狙う。
    そんな強かさを少年めいた顔の下に隠しているのだから末恐ろしい。

    今だって、ほら。
    にこやかにノートパソコンをこちらに向けて、お伺いを立てるように首をかしげている。
    くるりくるりと自身の刀をもてあそびながら、長兄が画面を覗き込んだ。

    「…今回は?」
    「八人」
    「武器は?」
    「とりあえず銃は人数分あるみたいだよ。あと、この背の高い方の人は空手の有段者」

    画面に映るのは、相手の詳細なデータ。
    読み解くうちに、兄らの目が細くなる。

    「…難易度は?」
    「Bかな?ま、人数少ないからね」
    「ふーん…で、今回の仕事は?」

    問うと、末弟はそれは綺麗に笑って。
    そうして高らかに声をあげる。

    「――八人の殺害、及び証拠の隠滅」

    …望んだものは、何もかも。
    消し去ってくれる掃除屋が存在するという。

    「彼らがこの世に居た証明を、消去せよ…だってさ」

    情報、人、物。
    それが何であるかは問わない。

    「「了解」」

    素性は一切不明の、恐ろしいくらいに正確無比な殺し屋たち。
    残酷で冷酷でうつくしい、殺し屋。
    それが――彼らだ。

    「正面はだめ、封鎖されてる」

    手早くノートパソコンを操り、三男が指示を出す。
    膨大な知識の詰まった彼の頭脳は、的確な侵入経路や所要時間などを割り出していく。
    もちろん、セキュリティの解除も抜かりない。

    「兄さんは東側のドアから」
    「分かった」
    「にーさんは屋上ね」
    「ん、りょーかい」
    「俺は西から侵入しようかな」

    目処がたったらしく、三男がパソコンを閉じる。
    それを合図に、兄らが立ち上がった。
    どこか楽しそうに口の端を上げて、鼻歌でも歌うように。

    その様子はあまりに不釣り合いすぎて、とても殺し屋には見えない。

    「終わったら連絡しろ」
    「はーい」
    「分かってる」
    「…それじゃ、」

    中央で合わせたのはそれぞれの武器。
    拳の代りに自分の生命線をかざして、互いの幸運を祈る。
    何よりもそれは雄弁で、三人は一瞬、触れ合わせた武器を下ろすことを躊躇う。

    「…無事で」
    「もちろん」
    「危なくなったら呼べよ」
    「そっちこそ」

    武器を下ろして、笑い合って。
    そして――強く、地面を蹴った。

    (燃やせ焦がせ、打ち鳴らせ)

    (命を想いを、鐘の音すらも)




    あわわわわなんか色々間違ってる気が…!!
    でも書いてるのすごい楽しかったです、ありがとう。

    椎さんのみお持ちかえり可です。
    返品はいつでも受け付けてますんで…!!

    時計塔で逢いましょう。

    「わたしね、今日お友達と会ってきたんです」

    君にしては珍しい、年相応に弾んだ声と晴れやかな表情。
    にっこりと作り笑いを浮かべる方がよほど得意で上手な彼女にしては、かなり貴重かも。
    そう思ってつい見つめると、彼女は何かを察したらしくすぐにつんと澄まし顔を作って見せた。

    「…先輩。いま、失礼なこと考えたでしょう」
    「んーん、別に?それで、どうだったの?」
    「…少々納得がいかないのですが」

    膨れた顔に笑みを返す。
    それでも君は赦してくれると思えてしまうのだから。

    一呼吸おいて、君はゆっくりと言葉を選ぶ。

    「今日が終わったら。もしかしたら、もう会えないのかなって、思ってたんです」
    「…その友達と?」
    「えぇ。…なんていうか、距離とか頻度がそのまま、心にだって影響するんじゃないかって」

    確かに、それは考えられると思う。
    合う事が減ればそのまま疎遠になってしまうことだって山ほどあるだろうし、親しくもない人間ならばそれが当然ともいえる。
    けれど、彼女がこんなに愛おしそうに幸福そうに語る人のことだ、きっと彼女はその人の事が大切で。
    そもそも、こうやって心を砕くことこそがその証だろう?

    「…君は、逢いたいんだろう?この先だって、その人に」
    「えぇ、もちろん、もちろんです。…ただ、何て言うのかな、怖かったんです、細い細い縁が、切れちゃうんじゃないかって」

    逢わなくなること、逢えなくなること。
    同じ場所にいたからこそ紡いでいられた縁を、失うことが怖いのだと君は言う。

    考えてみればこの子はまだ子供なんだ。
    いまさらのように思い出す。
    同じ場所で同じ制服を着て、同じ時間を共にした誰かを世界にしていて当然だ。

    三年間。
    俺の知らない彼女は、その短い月日をとても大切に想っているのだろう。
    だから失うのが痛くて、辛い。
    それはもちろん当然で、だけどこんな風に決別を恐れる必要はないと思うんだ。

    「…でも、ね」

    不意に、君が微笑む。
    綺麗な顔。
    こういう顔を当たり前のように見せるから、俺は君を大人のように思ってしまう事があるのだ。

    「なんか、酷く当然みたいに。また会う約束が交わされて。あぁ、わたしこの人の世界に居ても良いんだなって」

    少しだけ先の約束。
    君がそれを好きな理由は、そうやって繋いでいくことで永遠になるのを願っているからで。
    なかなか人を信じられない君は、なるべく確かな約束を紡ごうとする。

    「…ばかだね、君は」

    俺は笑って、近くに在る頭をくしゃくしゃとかき乱した。

    「ちょっと、何を…っ」
    「俺の可愛いお馬鹿さん。どうして君はすぐに耳をふさいでしまうの?」

    あぁ、なんてお馬鹿さんなんだろうね?君はすぐに聞こえなくしてしまう。
    ほら、ちゃんと聞いて、分かるだろう?
    君が想うよりずっと、君は世界に人に愛されているってこと。
    そして君が愛する人だって、世界に愛されているんだってこと。

    だって、君が大切だと思った人なんだから。

    「君が繋ぎたいと思う縁なら、きっとその向こう側の人だってそれを望んでいるよ」

    声に乗せると、君はひどく不思議そうな顔をした。

    「…そんな単純なものでしたっけ」
    「単純なものだよ」

    考えたってどうしようもなくて、答えなんてでないことは。
    せめて自分が痛くないように、そう思ったって罰は当たらないんじゃないの?
    無理やりポジティブに考える必要はないけれど、かといって自分を痛めつける必要はないから。

    「それに、俺は悲しいよ。君に、俺が君を嫌ってるなんて思われたら」
    「…あ、」
    「気がついた?」

    だって、大好きな人に嫌ってるなんて、思われたら悲しいじゃないか。
    やっと君は思い至ったらしく、くすぐったそうに笑った。
    それを目にして、俺はこれが見たかったんだと思い知る。

    「…ごめんなさい」
    「ん、よろしい」

    次に君がその人に会うとき。
    華やかな笑顔で、思い切り手を振って再会できたらいい。



    リンク追加記念!っつってもたいしたお話書けなかったけど!!
    なんか、そのうちもっとちゃんとしたの書いて送ります…うん、なんか考えておけばいいと思う。
    淋しがりカノジョに代役してもらいました、今回は。

    ありがとうございましたー!

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    HN:
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    年齢:
    34
    性別:
    女性
    誕生日:
    1990/10/10
    職業:
    学生。
    趣味:
    物書き。
    自己紹介:
    動物に例えたらアルマジロ。
    答えは自分の中にしかないと思い込んでる夢見がちリアリストです。
    前向きにネガティブで基本的に自虐趣味。

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