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書きたいものを、書きたいときに、書きたいだけ。お立ち寄りの際は御足下にご注意くださいませ。 はじめましての方は『はじめに』をご一読ください。
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    ぶくぶく。

    …ちょっと疲れました。
    言いませんけどこんなこと。
    がったがたの脆弱な精神じゃ戦えませんねこんなところじゃ。
    もうどうでも良い、って投げ出せたら楽なんだけどな。
    まぁしませんけど。
    人間なんて矛盾しきって生きてるもんなんですよ、多分。


    …早く帰りたいなぁ。
    でも帰りたくないなぁ。

    面倒くさくなっちゃったな、切り離したいんだけどそれって面白いくらい不可能な話だよね。
    あはは、何を言ってるんかな。

    …頑張らなきゃ、ね。
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    海に流した手紙。

    まぁアレですよ最大の敵は自分自身ってことですよね陳腐な台詞ですけれども。
    あたしの中の化け物が見せる幻影がいちばん怖いんです、だって彼女はあたしのいちばん痛いとこ抉ってきますからね。
    自分に対する攻撃が何より厳しく辛辣だとは言いますが、あぁ確かにその通りなのでしょう。

    痛いところも弱いところも全部知ってるから。
    たとえ相手にその気なんてなくとも化け物は悪意を上乗せする。

    それくらい容易いよ、だって化け物飼ってるのはあたしなんだから。
    弱いと言われたらそれまでで、だけどあたしは彼女に勝てた試しがない。

    あぁ、だけどね。
    最大の敵は自分、だけどいちばんの味方も自分なんだって分かってる。

    あたしの決意を最終的に後押しするのは、彼女しかいないから。
    結局何するんだって彼女が居なきゃできやしないんだ、それくらい分かってる。

    だから信じたいよ、信じるよ。
    怖すぎて上手いことなんて言えませんが。

    大丈夫だよ、だから大丈夫って言ってよ。
    縋る相手なんて、結局お互いしかいないんだから。

    …あいしてるよ、って、全部終わったら言えるかな。

    色々詰め合わせ。

    1 偽善の踊り子
    2 竪琴の昔語り
    3 星屑を散りばめた舞台
    4 足首を舐める蛇
    5 砂に沈む歌声
    6 翻した誘惑
    7 千と一夜の幻は
    8 祝祭のオアシス
    9 水のない海で
    10 砂漠の蝶々
    (砂漠)

    11 始まりと終わりの庭
    12 お帰り人魚姫
    13 尊き我等の母君
    14 透き通る蒼と眠る
    15 戯れの悪意
    16 魔物か聖女か、あるいはただの小娘か
    17 どうかお眠りなさい
    18 波間に漂う恋
    19 珊瑚礁の囁きは
    20 出航の準備を!
    (海)

    21 ピエタにくちづけ
    22 懺悔をわらう神父
    23 シスタードレスの下に隠したのは純然たる殺意
    24 祈りは届きますか
    25 ステンドグラスのマリア様だけが
    26 祭壇の上で交わす愛
    27 我はきっと、悪魔の申し子
    28 父よ、罪深い私を許さないでください
    29 すべてを白と黒に
    30 捕らわれの聖職者
    (教会)

    31 奇跡のような劇場
    32 蔓薔薇に阻まれた声
    33 神様の持ち物
    34 迷い込んだら二度と
    35 世界を隔てる壁
    36 華やかに彩られた宴
    37 豊穣の女神が微笑むならば
    38 最奥に眠る孤城で
    39 いのちの歌が聞こえる
    40 望んで迷い子に
    (森)

    41 麗しき女王陛下に捧ぐ
    42 国王と詐欺師
    43 兵士たちの微睡み
    44 庭師とワルツ
    45 侍女の陰謀
    46 「これは、遠い昔の物語で御座います」
    47 舞踏会は戦場
    48 朽ちよ王冠、果てよ玉座
    49 煌びやかな武装に
    50 どうか、御英断を
    (王宮)

    銀色フィン。

    「オリジナルは、どんな人がすき?」

    「…それは、あれだよねラブ的な意味だよね?」

    「あ、うん。そうそうラブ的なほう」

    「えー…そうだなぁ、あたしに幸せを願わせてくれる人?」

    「おや。…えっと、『この人が幸せになってくれるといいなぁ』ってやつ?」

    「そうそう。『世界中がこの人に優しく在ればいい』って思わせてくれる人」

    「わー…まさかオリジナルからそんな乙女な答えを聞くとは思わなかった…」

    「むっ、失敬な。…あ、でもねぇそれとおんなじくらいあたしに不幸を願わせてくれる人がいい」

    「…は?」

    「いや、だからね?幸せになって、って思うのと同じくらいの重さで『世界中に見放されてあたししか縋る人が居なくなればいいのに』って思わせてくれる人が良いなって」

    「…え?…いやいやいや、ちょっと待ってそれ可笑しくない?」

    「えー、可笑しくないよ別に」

    「いや、だって、なんで?幸せになってほしいんじゃないの?」

    「なってほしいよ?だけどあたしの為に不幸になってほしいの」

    「…オリジナル、それ、すっごい、歪んでる」

    「あはは、そうかもね」

    「しかも不幸に『する』んじゃないわけね?あくまでも世界にそう『させる』なんだ…」

    「うん?だって、あたしにそんな価値ないもん」

    「…えっと?」

    「あたし如きがだれかを不幸にしたり、ましてや幸せになんか出来るわけないじゃない。あたしにそんな価値があるとは到底思えない」

    「…うわぁちょう無価値主義」

    「だって、あたしはきっと存在しないし、世界の中に。つーかあたしが想ったところで相手の幸不幸が左右されるわけないし?だったら思いっきり投げっぱなしジャーマンで世界に賭けた方がマシ」

    「なんていうか…壮絶、だよね」

    「そうでもないよ。まぁもうちょっと普通の回答するなら、あたしのこと考えててくれる人、とかかなぁ」

    「あー…うん、普通だ」

    「でしょ?あんまりあたしは何か伝えるの上手くないから、理解して欲しいなーっていうのもあるんだけど」

    「けど?」

    「ほら、あたし基本的に依存気味でしょう自覚済みではあるんだけど」

    「そうだねー、基本的にオリジナル何か好きになると結構それ次第ってなること多いよね」

    「そうそう。だからあたしは必然的に相手のことたくさん考えるわけじゃないですか」

    「そうですねぇ、必然ですよねそれは」

    「うん、だから相手にも同じことしてもらいたいの。あたしのこと考えて、あたしのことで吐くほど悩んで。あたしが付き放したら、絶望して泣けばいいなーって」

    「…ちょっと待って結局そっち?乙女的なアレじゃないの!?」

    「え?これって乙女的なアレでしょかなり」

    「ちょ、お前自重しろオリジナル!なんでオリジナルってそんな極端にドSでドMなの!?」

    「えー…そうでもないって」

    「そうでもあるよ!」

    「あれだよ、それくらいあたしのこと愛して?みたいな。歪んでてもいいから、あたしに価値をくれる人じゃなきゃいや」

    「もうちょっとマシな価値の欲しがり方ってあるでしょうに…」

    「あはは。…そうだね、あたしが居なくちゃ世界なんて、って思ってくれたら最高だな」

    「あーもー、ほんとオリジナル自重」

    「えー?なんでー?良いじゃん別にー」

    「もー、ほんっとオリジナルは歪んでる!」

    戯れ水槽。

    「なんか…アレだよね」

    「アレ?どれ?」

    「不意打ちで投げかけられる温度のある言葉って、やけに心にしみるよねっていう話」

    「あー…オリジナル弱いもんね、そういう一言に」

    「なんかね。怒鳴られても泣かなかったのに、慰められたり労られたりした途端に泣けてくるのは何でかな、って」

    「んー…まぁその答え自体はさして難しいものじゃないと思うんだけど」

    「けど?」

    「…これ言うと、オリジナル怒るかなー、とか」

    「…や、別に怒りはしないと思うよ?」

    「あーうん、つーかオリジナル基本的に怒らないしね。まぁほら、何て言うか」

    「なんだよ」

    「…オリジナルは外かっちりコーティングしてるけど、内側は柔いからって話」

    「…ごめん、何の話?」

    「つまりは心の鍵の問題?開けて、内側晒しちゃうとダイレクトに何でも伝わるんだよね」

    「…それは、分かるけど」

    「…錠前ってさぁ。外からは鍵ないと開かないけど、内側からだと普通に外せば開くわけじゃない」

    「あぁうん。っていうかそれ中から開かないとどっちが表か分かったもんじゃないよね?」

    「うん、だからそういう事」

    「へ?」

    「オリジナルは外からの攻撃には耐えられても、内側から触れられるとどうしようもなくなっちゃうんだよ」

    「…えっと、」

    「いつも、自分のこと最低って嘲笑って、それが本当なんだって信じて。その言葉でオリジナルは、心を…あたしを、守ってるんだよ」

    「だって…最初から最低ラインに置いとけば、これ以上傷付かない気が…傷付けない気が、するんだもの」

    「ん、分かってるよ。…自分は最低って思うことは、オリジナルにとっては鍵にあたるんだよね。だから外側からの攻撃じゃその鍵は開けられない。だってオリジナルは傷付く用意をしてるんだから」

    「…うん」

    「来るぞくるぞって構えてると、ぶれないもんなんだよねぇ当たり前なんだけど」

    「まぁそのために構えてるわけですし」

    「だけど、思いもよらなかった言葉は不意打ちで鍵を開けちゃうわけ。否定し続けた自分を、誰かに優しくされることで肯定されるの。そうするとオリジナルはもうパニックで、どうして良いか分からなくなるんだと思うよ」

    「…?」

    「ほら、ずっと暗いとこに居ると、明るいとこに出ると眩しくってどうしようもないじゃない。あんな感じ。認めてもらえるわけがない、愛してもらえるわけがない。そう思い込んでたのに、いとも容易くその鍵が外されて」

    「ある意味でそれってアイデンティティの崩壊だよね」

    「あ、近いかも。『否定し続けてやっと見つけたあたしを、壊されちゃったらどうしたら良いの?』って。逆の意味でのプライドの崩壊みたいな」

    「…普通、逆だよね。自分すげぇ、って思ってたのを壊されてあわあわするんじゃないの?」

    「うん、普通はそうだと思うよ。オリジナルは自虐的すぎるんだよ」

    「…弱い、のかなぁ。あたしは、」

    「んー…弱いっていうか。仕方ないんじゃない?ウィークポイントをつつく鍵は誰にだってあるよ。オリジナルの場合はそれが誰かの優しい言葉ってだけで」

    「…優しい言葉が鍵、ね。なんとなく、分かる気はするけど」

    「否定し続けて突き放した自分に、暴動起こされてるんだよ、きっと。もっとちゃんと愛してよ、大事にしてよってね」

    「…きみが言うとなんか、複雑なんですけど…」

    「あはは。これがあたしなりの愛し方なのー」

    「うわっ、すっごい歪んでるよそれ!」

    「何よぅオリジナルこそー。傷付けるのが守るのと同義なんて、不器用もいいとこだって」

    「んー…それはアレだよ、あたしだからだよ。他人にはやらないよ…多分」

    「多分か。…まぁ、お互い依存症だしねぇあたし達」

    「ねー。甘えてるのは百も承知なんだけど」

    「良いんだよ、それで。だって結局さぁ、最終的にオリジナルを甘やかしてあげられるのはあたしなんだもん。これは誰にも譲れない」

    「…ふふ、独占欲つよいなぁ。さすがあたしの心」

    「当たり前。だってオリジナルはあたしのだもん」

    「もちろん。全部あげるから全部ちょうだい、っていうのが可能なのは、あたし達だけだもんね」

    「そうだよ。オリジナルが望む限り、あたしはずっとオリジナルと一緒」

    「そうだね。きみが願う限り、あたしはずっときみと一緒」

    「…それは、一生?」

    「一生。あたしが終わるまで、ずっとずっと」



    (当たり前に捧ぐ、)

    (一生、の願いと誓いの声)

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    HN:
    祈月 凜。
    年齢:
    34
    性別:
    女性
    誕生日:
    1990/10/10
    職業:
    学生。
    趣味:
    物書き。
    自己紹介:
    動物に例えたらアルマジロ。
    答えは自分の中にしかないと思い込んでる夢見がちリアリストです。
    前向きにネガティブで基本的に自虐趣味。

    HPは常に赤ラインかもしれない今日この頃。
    最近はいまいちAPにも自信がありません。
    MPだけで生き延びることは可能ですか?

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