お話未満なのでこっちにアップ。
杏子さんと雅春くんの電話。
『もしもし、杏子さん?』
「もしもし、雅春くん?こんばんは」
『こんばんは』
「今日は寒かったね」
『寒かったね。風邪とか引いてない?』
「大丈夫。雅春くんは?」
『平気。杏子さんにもらったマフラーしてるから』
「ふふ、それは嬉しいですね」
『こちらこそ。…そうそう、今日寒かったじゃないですか』
「寒かったですね」
『あんまり寒かったんで、にくまん買ったんですよ』
「…まじ?」
『マジ。え、何?』
「いや…実はですね、私も今日にくまんをね、食べたんですよ」
『…セブン?』
「セブン」
『俺もセブン』
「おぉおおキタコレ、これはあれじゃないですか、運命じゃないですか!?」
『運命ですね、もうディアレストとしか言いようがないですね!』
「そうですね!…でも雅春くん」
『なんですか?』
「運命はディスティニーです」
『おわっ、恥ずかしい!』
「たまに間違えるよね。ディスティニーとディアレスト」
『間違えるね…なんか混ざる』
「ふふふ。…しかしなんかちょっと楽しいなぁ」
『うん?』
「離れてるのに同じもの食べてるの」
『そうだね。なんか嬉しいね』
「…はやく会いたいね」
『…うん』
「そしたら一緒ににくまん食べようね」
『良いね。…来月の、頭にはそっち行くから』
「うん、待ってる」
『ありがと。少しかかるけど、待ってて』
「もちろん。楽しみにしてるよ」
『俺もだよ』
「うん。…じゃあ、そろそろ」
『うん、また電話する』
「ん、私もメールするね」
『ありがと』
「ふふ、身体には気をつけてね?」
『杏子さんもね』
「ありがと。おやすみ」
『おやすみ』
(夜を越えて、君の声がひびくよ)
というわけでざっくりな、杏子さんと雅春くんの会話。
ちなみにディスティニーをディアレストって言っちゃうのはわたしです。
ディアレストってなんだっけかな…運命の人?最愛の人?何かそんな感じ!(あばうと!)
この二人のシリーズのタイトルは「ショコラ・ノワール」にしようかと。
今日英語の授業で聴いたんだけどね、フランス語でブラックチョコレートを意味するらしい。
「夜のチョコレート」ってなんかすごい良いなぁって思ったので。
次回はそれを交えた話を書こう、かな!
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