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ずーっとずーっと、ずいぶんと長いこと。
わたしは自分のことを痛めつけながら傷つけながら、それでも想っていたことと想っていた人があるのですが、いるのですが。
そろそろねぇ、忘れてしまおうかな、と思っています。
傷つくことが愛だと思っていたのですよ。
そのことを、あるいはそのひとを想って傷を作って、痛みを感じることで繋がっていようと思っていたのです。
なんにもなくなってしまうくらいなら、痛いほうがずっとまし。
つながっていられるなら、傷ついたほうがずっとまし。
というか、傷つくことが必要だと思ってたんですよね、たぶん。
ばかだなぁ、と今はおもうのですが。
たぶんですけど、自己嫌悪と相手への愛がごっちゃになった結果がこうなのかと。
ものすごーく、歪んだ愛ですね。
だいじょうぶ分かってる!
あっけらかんと、わたしが幸せそうに笑ってるほうがそのひともうれしかったでしょうに。
そうは思うんですけど、わたしは相変わらず自分に価値を見いだせないので、それを信じられないんですよねぇ。
ひとには本心から言えるのに。
なんて不器用。
閑話休題。
うん、でもそれを、そろそろやめようかなって。
やめようっていうか、自然とそうならなくなってきたというか。
防衛本能なのかな、わからないけど。
傷つくのにも疲れたからかもしれない。
だから思い出せないように、頭が勝手に処理をしてるのかもしれませんね。
不毛なことを想い続けるのはもうやめなさいってことなのかもね。
時間はおそろしく残酷ですねぇ。
あんなに大事にしていたのに、もうおぼろげにしか触れないんです。
顔も声も、さわったときの温度もみんな忘れちゃいそう。
いまだにおまじないみたいに名前をつぶやいちゃったりするんですけど。
そのうちそれもなくなるんだろうなぁ。
そう思うと寂しいけど、でも安心もします。
あー、でもほんとに好きだったし、幸せでした。
これだけはほんとうに、ほんとうなんです。
だからこそ、もうやめなくちゃいけないんです。
そのうち髪も切ろうかな、と思います。
ばっさりは似合わないので、しませんが。
五センチ切るだけでも世界は変わるのです。
ほんとはすこーし明るくして、それからふわっふわのパーマかけたいんですけどね、それは就活終わるまで我慢。
はやくそれができるようにがんばろう、と。
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