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書きたいものを、書きたいときに、書きたいだけ。お立ち寄りの際は御足下にご注意くださいませ。 はじめましての方は『はじめに』をご一読ください。
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    僕の好きな人。

    ※彼と彼女。
    若干彼が病んでるのかもしれない。



    僕の好きな人。
    よく笑ってよく怒ってよく泣いて。
    くるくる表情を変える人。
    そうして僕の表情すら、容易く変えては微笑む人。


    僕の好きな人。
    見た目は人形みたい。
    手足は細く身体は薄く、肌は白く血の色を宿さないまま。
    長い黒髪は真っ直ぐで、顔立ちは人間味を失うくらいに綺麗。
    まさに神様の最高傑作だ。


    僕の好きな人。
    翡翠の目をした、破壊者。
    本当は君が望みさえすれば、この世界はたちまち壊れてしまうのだけど。

    けれどその世界を愛してわらう、君は本当に優しい人。
    世界はこれだけ君を傷つけ、虐げてきたというのに。

    捨てておしまいよ、と心の中だけで呟く。
    良いんだよ、君にはそれをする権利がある。
    神様に愛された子供たち、けれど世界は君を異端だと詰った。
    そんな世界、君の、その手で。

    「(…言わないけれど、ね)」

    だって、君がそれを望まないのだから。
    ならば僕はそれに従おうと、呼吸するより容易く決めた。


    僕のすきなひと。
    僕が一生を捧げたって構わないと思える、唯一の人。

    いつか君が世界に絶望したときは、僕が世界を終わらせよう。
    君ほどの強大な力はないけれど、君ひとりを連れていくことくらいできる。
    君のその華奢な手足も、人形じみた顔も。
    一瞬で焼きつくしてあげよう。

    だから、どうか安心して?
    世界中でたったひとり、僕が愛してやまない人よ。

    (朽ちるときはどうか共に)



    …うん。
    正直に言います、予定してた出来と違う…!!

    ほんとは「僕の好きな人」って繰り返して、もっとこう可愛く自分の恋人のことを話すつもりだったんですよ…!
    なんでだろう。
    なんでこんなに病んでるんだろう。
    やっぱり彼をトップバッターにしたのが間違いですかそうですか。

    大人しく彼女とか、カノジョとかにすれば良かったね。
    残念だ。

    もしかしたら続くかもしれません。
    続いたら笑ってやってください。

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    咲き誇る赤色。

    ※仮想世界。
    椎さんが素敵なイラストを描いてくれたので便乗!
    舞台裏での彼らです。



    「見てみてー、なんかねぇ今度みんな赤い小物持って写真撮るんだってー」
    「赤い小物?あ、しかも指定ありなんだ」
    「俺なんだろうなー…あ、ポケットチーフになってる。赤なんて持ってたかな…」
    「えー、優さんなら持ってると思ってた」
    「風姫ちゃん、俺のこと一体どんな目で見てるの」
    「え、赤のポケットチーフ普通に持ってそうな人?」
    「…(イタリア男とでも思われてるんだろうか)」


    「え、風姫、俺何になってる?」
    「青くんは…あ、これすっごい大変かも。赤いサスペンダーだってよ」
    「………んなもん何処で売ってるっていうんだ…!!」
    「あははっ頑張って★」
    「★に誠意が感じられねぇよ!つぅかお前はなんなの」
    「あたしはねー、髪に赤いリボン!」
    「うっわずりぃ…!どうせお前持ってるだろ!」
    「ふふー、良いでしょー(けらけらっ)」


    「私は何かしらねー」
    「桃花さんは…あ、赤いコサージュですって」
    「あら、じゃあこの間お友達の結婚式に使ったやつで良いわね。楚夜ちゃんは何だった?」
    「私は…薔薇、です」
    「薔薇?なら私が用意してあげるわ。なんたって本職ですもの!」
    「…ありがとうございます(にこー)」
    「いいえ、どういたしまして(にこー)」


    「ひーちゃんひーちゃーん。俺は?俺何?」
    「えー、と…藍さんは眼鏡ですって」
    「うっそすっごいつまんねぇ…!!何それもっと奇抜なものじゃないの!?」
    「わたしに言われましても。…むしろ羨ましいですよ用意しやすくて…」
    「(ひょいっ)お嬢は何だったんだ」
    「わたし…服のリボンですよ…?しかも赤ってどこで用意すれば…!」
    「あー…ご愁傷、さま?」
    「あんまり嬉しくない慰めです蒼さん…」

    「蒼兄さんは何だったの?」
    「俺は…ネクタイ。でも真っ赤なネクタイってどこで売ってるんだ?」
    「あー…いっそドンキとかじゃね?真っ赤なら」
    「真っ赤ってギャグですよねすでに」
    「ギャグだよねー(あはは)」
    「…ギャグギャグ言うな哀しくなってくる」


    「ありさあくーん!何だった!?」
    「うん、晃僕の名前は『ありさわ』であって決して『ありさあ』じゃないからね。それに蓮で良いって言ってるでしょ」
    「えへー、ごめんごめん。で、蓮君の小物は?」
    「えー…別に僕面白いもんじゃないし…(目逸らし)晃こそなんだったの」
    「僕はねー、赤のマニキュア!これ男が買いに行くってどうなんだろうね!」
    「(…風姫持ってた気がするなぁ…言わないけど)うん、まぁ頑張って買ってきなよ。大丈夫だって今そんな珍しくないでしょ男がマニキュアしたって(にこっ)」
    「えぇえそういうこと言う…!?結局蓮君はなんなのさー」

    「…目、」
    「芽?」
    「違くて。…ほら、僕眼の色変わるじゃん、赤に」
    「あー………(残念そうな顔)」
    「別に良いんだけどね、なんか複雑っていうか…!」
    「えっと…どんまい?」
    「別に気にしてないから、うん気にしてないってば」
    「(気にしてるんだな…)」
    「ちょっと、そんな目で見ないでくれる?怒るよ」


    (黒白に艶やかな色を添えて!)




    そんな訳で舞台裏。
    これだけじゃ何がなんだか分からないと思うので、やっぱり椎さんのとこに行ってみるべきだと思うよ!(笑)

    蓮が可哀想な子です。
    うん、楽しかった!(すごく満足げ)
    なんかこう、普段しれっと澄ましてる奴がちょっと狼狽したり照れたりすると萌えるって言うか。
    わたしだけですかそうですか。

    楽しかったです、すごく。

    カナリアスカイ。

    ※仮想世界。
    でも出てくるのは蓮と風姫のみ。
    夏休み直前のお二人。



    「あついね…」
    「うん…」

    燦々と降り注ぐ光、熱を放つアスファルト。
    気を抜いたら倒れそうなくらい、それはもうとにかく暑いのだ。
    鼓膜を突き刺す蝉の声が憎らしい、と風姫は雲ひとつない空を睨む。

    「やっばい…あたしこれ溶けるかも…」
    「あぁ…風姫は雪女だもんね…」
    「見た目はね…」

    真夏に不釣り合いな白い肌。
    熱吸収は最高な黒髪。
    けれどそれは彼だって同じことだ。

    夏休みを目前に控えて、テンションも気温も急上昇中の時期だというのに、彼は相変わらず黒いベストを脱ごうとしない。
    不健康そうな横顔。
    きっと昨日は夜更かしをしたに違いない、と彼女は思う。

    「…プール行きたいな」

    呟いた声に、蓮が少しだけ肩を揺らした。

    「…やだよ」
    「なんで。だって暑いじゃない」
    「…そりゃ、暑いけど」
    「大丈夫だってー、蓮がどんなに華奢でも青くんたち気にしないって」
    「……僕の恋人はどうしてたまに傷口を抉る発言をするのかな」

    あ、やっぱり気にしてたのそこなんだ、と風姫は笑う。
    年頃の男の子にしてはちょっと不憫になるくらい、蓮は細身だ。
    全体的に小柄で華奢で、メイクでもしたら完璧に女の子に見えるんじゃなかろうか、と思っているのだが。

    「どうせ僕は男らしくないですよーうだ」
    「ちょっとー、拗ねないでー?」

    当然のことながら本人は不服らしく、こういう話題が出るたびに不貞腐れる。
    それが可愛くてついからかいすぎてしまうのは、内緒だ。
    子供のように唇を尖らせる蓮を見て、風姫はくすくすと笑う。

    「…でもね風姫?」
    「うん?」

    声の温度が冷えたな、と思ったのは一瞬。
    顔を上げた風姫に、蓮はにぃ、と意地悪く笑う。

    「青たちを誘う、ってことはいつものメンバーが集合な訳だよね?」
    「…う、うん。そうね」
    「……逃げ帰りたくなるのは、君なんじゃないの」
    「う、」

    決定打は言わない。
    けれどその一言で、思い至る点が彼女にはあるわけで。

    真っ白なセーラー服の下。
    直線的な制服がある程度隠しているとはいえ、風姫は実際蓮を笑えないくらいには華奢で細身だ。

    …それは、まぁ、つまり。
    当然のことながら、胸囲にも現れるわけで。
    ……髪が短かったらそれこそ男の子に間違えられてしまうくらいに、薄っぺらい身体を、している、わけで。

    「う、うわぁん蓮のばか――っ!!」

    叫んだ彼女に、彼はけたけたと笑う。

    「んー?僕は何も言ってないけど?」
    「嫌いだ――っばかばか最低!」
    「さっきの仕返しだよ」

    えぐ、と涙目になった風姫をにこやかに見つめ返して。
    蓮は優雅に首を傾げる。

    「で、どうするの?」

    行くのか、行かないのか。
    実際彼はどちらでも構わないのだろう、ただ彼女をからかいたかっただけで。
    ぐ、と一瞬言葉に詰まって、それでも誘惑には抗えず。
    風姫はきっと蓮を睨んで、半ば叫ぶように答えを返す。

    「…い、行く!!」
    「はいはい、了解しましたお姫様」

    日は高く、夏はまだ入り口で。
    何もかもそう、スタートすらしていないのだ。

    (夏休みカウントダウン!)



    お題消化で夏休みの宿題第一弾、と称してとりあえずプールから始めてみようかな、と。
    昨日ホントは一回あげたんですが、うっかり消してしまったのでもっかい。

    時々風姫がどうにも単純なお馬鹿さんになりがちですが、頭は良いんですよ、と主張してみる。
    相手の為の我儘が言える子です。
    ちゃんと空気も読めるんだ!!

    あと蓮ももうちょっと大人びてます。
    デリカシーもあります。
    女の子に向かって貧乳なんて言いませんよえぇ(笑)

    この後風姫は蒼兄さんに泣きつきに行く、というエピソードがあったりなかったり。
    なにはともあれ、夏休みが始まるよ!なお話でした。
    まだまだいくよぉ!←

    殺し屋たちに捧ぐ、

    ※お題。
    椎さんとこの三兄弟に捧ぐお題です!



    01 夜を切り裂く
    02 穏やかなままの横顔
    03 血の海の真ん中、俯くことは赦されず
    04 殺してやるから安心しろ、
    05 俺が守ると決めたんだ(決して口にはしないけど)
    (鳥海 蒼で5のお題)



    01 歪んだ鏡に手を伸ばし、未だに揺らぐ己と出逢う
    02 硝煙の香りは消えないまま
    03 生き急いで、逝き急いで
    04 世界を染め上げろ
    05 格好よく、死んでみたいんだ
    (鳥海 青で5のお題)



    01 羊の皮を被った狼
    02 いいよ、取引をしようか
    03 それでも最後には、守られてしまうのだという絶対の予感
    04 兄らの背を追い、(置いて行かない、で)
    05 幼子を埋葬せよ
    (鳥海 藍で5のお題)




    01 最強のきょうだい、
    02 狂うように散っていく
    03 たとえ、この身が朽ちようと
    04 一輪の希望だけが遠くで揺れて
    05 命の音を鳴らせ
    (鳥海三兄弟で5のお題)




    どうしても作りたかった三兄弟のお題…。
    勢いだけです。
    ここでもじわじわ消化していくつもりです!

    集う、春のうた。

    ※仮想世界に捧げもの。
    次男と少年。
    詳しくは椎さん宅でチェック!



    食事は、イキモノを食べることに等しい。
    イキモノ、生きていた、モノ。
    それが死んで、殺されて、食卓に並ぶ。
     
    「――っ」
     
    食えない、と思ってしまったのはどうしてか。
    一度そう思ってしまったら、今まで普通に食べられていた肉が、突然恐ろしいものに変わった。
    色彩を奪い、世界をぐらぐらと揺らして。
    俺を、人を殺すことを生業とする俺を、苛む。
     
    これは、イキモノだった、もの。
    それが、死んで――ころされ、て。
    食べ物とか、そういう話じゃない。
     
    俺は、イキモノを、食っている。
    そうして、俺が昨日殺したのは――。
     
     
     
    「…ねぇ、」
    「…んだよ」
     
    いつもの朝。
    相変わらず、能天気な声。
    けれどその声に、少しだけ現実を思い出す。
     
    「おはよー」
    「…あぁ、」
     
    小さく返す。
    ようやく「ひと」に見えるようになり始めた顔を、少しだけ横目で確かめながら。
    感じたのが安堵だなんて、気付かないフリで見逃した。
     
    「…どうしたの?」
     
    普段ならば、うすらぼけた笑顔で勝手に喋っていくくせに、今日ばかりは勝手が違って。
    奴は俺の顔を覗き込むように見つめて、首をかしげた。
    その様子は弟がやる仕草に少しだけ似ていて、だから油断したのかもしれない。
     
    「…なんか、おかしいか」
    「うん」
     
    縋るように問うてしまったのは、計算外。
    そして、あっさりと返されたのも、予想外だった。
    笑顔を引っ込めたまま、奴はじっと俺を見つめる。
     
    「顔色が悪いね。それに少し、痩せた?」
    「…寝てねーから」
    「そっか」
     
    寝てないのは、本当。
    だけどそれ以外にも、ロクに食事を取っていないのも、原因。
    分かっちゃいたけど、どうしようもなくて足掻きようもない。
    自分の神経がこんなにも細かったなんて、と自嘲がもれる。
     
    「…君さ」
    「あん?」
     
    振り返る。
    奴は少しだけ、笑う。
     
    「結構無茶するタイプだよね」
    「…うっせーよ」
    「でもたまには、休憩しなきゃ」
    「!?」
     
    そう言って、いきなり放り投げられたのはいわゆるゼリータイプの携帯食糧。
    買ってから時間がたつのだろう、少しぬるくなっている。
     
    「…なに、」
    「あげるよ。それ飲んで、ちょっと栄養つけなよ」
    「おい、」
    「それじゃ、僕行くね」
     
    返事も待たずに向けられた背中。
    黄緑の髪が遠くなる。
    一瞬迷ったけれど、追いかけるのも億劫だ。
    諦めて、もらったばかりのゼリーのキャップをひねる。
     
    「…あま、」
     
    舌に広がる、人工的な甘さ。
    これは、イキモノとは無縁だ。
    疲れきった胃に、ゆるゆると落ちていくのが分かる。
     
    小さく息を吸って、吐いて。
    それから、ようやく目を伏せる。
     
    開いた時、もしかしたら世界は少しだけ色を取り戻しているのかもしれない。

    (春の邂逅)




    椎さんのとこで新しく出てきた男の子に、思わずときめいて勢いだけで書き上げました。
    快く受け取ってくれるということなので、椎さんのみお持ちかえり可です!

    昨日はミーティングでいっぱいネタが出ました。
    ので、書くぞー!
    夏休みの宿題ですからねっ

    皆さん是非椎さんのとこに行ってチェックするべきだと思うんだ、うん←

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    HN:
    祈月 凜。
    年齢:
    34
    性別:
    女性
    誕生日:
    1990/10/10
    職業:
    学生。
    趣味:
    物書き。
    自己紹介:
    動物に例えたらアルマジロ。
    答えは自分の中にしかないと思い込んでる夢見がちリアリストです。
    前向きにネガティブで基本的に自虐趣味。

    HPは常に赤ラインかもしれない今日この頃。
    最近はいまいちAPにも自信がありません。
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