※こころシリーズ。
「ち…」
「ち?」
「塵も積もれば山となる…!!」
「…オリジナル?どしたのいきなり、ついに壊れた?」
「ついにって何だついにって」
「や、もともとそういう要素はあったよねオリジナル」
「お黙りなさい。…や、なんか疲れてしまって…」
「うん?珍し、オリジナル今日は素直だね」
「あたしはいつでも素直です。…っていうのは冗談で」
「冗談なの?」
「なんとなく、が積み重なるとけっこうくるよね」
「お疲れ気味?」
「まぁ、慣れない生活してるからね。あたしなんて周りに比べたらまだまだだと思うけど」
「周りと比べること自体おかしいんじゃないの?オリジナルのキャパはオリジナルにしかないんだし」
「…そうなんだけどね。あと、他人と話すのがしんどい」
「あー…ついにスイッチ切れた?猫被りモードの」
「それもある。なんとなく、いつものオート笑顔がでてこない…気がする」
「たぶんそれって実際でてきてないんだと思うよ。つぅか、オリジナルが自分の変調に気づいた時にはすでに周りにばれてる事も多い。オリジナル実はすっごい分かりやすいから」
「…マジすか」
「マジっすよ」
「おぉう…そいつは知らなかったんだぜ…!!」
「良かったじゃん、今分かって」
「え、これ喜ぶとこなの?」
「さぁ…でもまぁ、気付けたならまだマシなんじゃないの。自分では普通だと思ってる人間の無理って、見ててそーとー痛々しいから」
「…何気に酷いこと言うよね」
「そりゃ、オリジナルのこころですから」
「それってあたしが酷いってこと?」
「御想像にお任せします」
「うまく逃げたね。…まぁ、いいや」
「あれ、帰るの?」
「うん。明日は午後からだけど、疲れちゃったし早く眠るよ」
「そっか。…大丈夫なの?最近、夢見悪そうだけど」
「あー…あぁ、うん、まぁ。大丈夫でしょ、ホットミルク飲んだし」
「りょーかい。…あ、そうだ」
「うん?」
「しんどいなら、無理に話さなくても良いんじゃない?」
「…ふふ、一人ぼっちになっちゃうじゃない」
「それに負けるようなオリジナルだっけ?今日だってつまんないお喋りしながら『誰かあたしに本寄越せ活字寄越せ』って思ってたくせに」
「………なんの話?」
「くだらない会話よりも素敵な文章読んでる方が良いんじゃないの、オリジナル的に」
「言いきるなぁ…。あたし結構繊細なのにー、酷くない?」
「繊細と孤独に対する耐性は別物です」
「…言い合いしても君には勝てない気がする」
「それは良かった。ほら、はやく眠るんでしょ?」
「ちぇー。…おやすみ」
「はいはい、おやすみ。…良い夢をね」
最初の「塵も積もれば~」が書きたかった(笑)
これと昨日の「僕だけのニケ」とで新生活応援企画と銘打ってみたりとか。
どんな企画だ!
相も変わらず同じことしか言えませんが書けませんが。
疲れちゃったらゆっくり休みましょうね、うん、お互いに。
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