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※カレとカノジョ。
お題固定のモノローグ。
『命題:ただひとりの愛しい人の命と、その他ひゃくにんの命。天秤にかけるならば、どちらをその手に?』
え?えぇ…と。
またずいぶんと、唐突な質問ですね…?
唐突で、脈絡もなくて、とても難しい。
…これって答えを出さなくちゃ、いけないんですか?
うーん…ここで『愛しい人の命に決まってる』って即答できないわたしは、不誠実なのかしら。
あぁ、だけどどうしよう困ったな、やっぱり難しい。
救えるものなら、もちろんあの人の命を救いたい、けど。
でも、わたしは…ごめんなさい、失う百人の命の重みに、耐えきれない。
自信がないんです。
百人と、それを愛してた何百人って人の涙を、受け止められる自信が、ない。
…そして、たぶん。
自分の保身のために、あの人を捨ててしまうかもしれない、わたしを。
恐ろしいことに、きっとあの人は赦してしまう。
それを理解していてなお、…理解しているからこそ、かしら。
わたしはその決断を、してしまうと思うんです。
…酷い恋人ですね、わたし。
だから、せめて。
わたし自身は誰より痛烈に辛辣に、これ以上ないくらいの自己否定を含めて。
あの人を失うことを許した自分を、呪って恨んで憎んで嫌って、そうして生きることを続けたいんです。
例えあの人が、それを望んでなくたって、そんなのわたしには関係ない。
失ったのは事実で、それを赦したのはわたしなんですから。
…いやだ、ごめんなさい。
変なことを言ってしまいましたね。
忘れてください。
えぇと、だから、そうですね。
結論を出すのであれば、『ひゃくにんの命を救う』になるのかしら。
ヒーロー的な答えにならなくって、申し訳ないけれど。
だけど救われなかった側に、きっとわたしも含まれる。
…ねぇ、あの人はそれを、わらってくれるのかしら?
同じ命題でそれぞれの答えを書いてみよう!と思い立ってみました。
うだうだとそんな話が続きます、あんまりおもしろくなくてすみません。
もしかしなくてもシリアスです。
でも彼女はちょっと面白い答えを考えてくれるかも、と期待しています(えー)
トップバッターはカノジョでした。
次はだれにしようかなー。