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※短文。
目を閉じて耳をふさいで、口をつぐんで。
逃げたっていいんだ。
その透き通る綺麗な瞳を凍らせる、醜い世界から。
その柔らかな音にだけ浸されていた耳を刺す、痛い言葉から。
その謳うために彩られた唇を震わせる、冷酷な拒絶から。
にげたって、良いんだ、良いんだよ。
歩くと決めた君を攻撃するすべてのものを、諦めてしまうことだって悪じゃない。
何度だって繰り返すよ、僕は君が傷つくことに耐えられない。
嗚呼だけど、それでも君は笑うんだ。
見つめた瞳はなお澄んで、告げられる言葉は穏やかで。
君はまだ世界に絶望しない。
顔を上げる君を見て、僕は諦めかけた世界にもう一度微笑する。
高らかに叫ぶのは宣戦の布告。
嘲笑う世界、だけど僕はもう決めたんだ。
壊れたオルゴールの待つあの小さなお城にはもう戻れないけれど。
それでも君が進むというなら、僕はどこまでだって付き従おう。
いつの日か君が朽ちるその時まで。
どこまでも過保護な「僕」。
わたしの書く男性陣は基本的に女の子に甘いです。
とくに何も考えずにカタカタしました。
お話が書きたいのに書けない状態はまだ続いてます…七夕書きたいのになぁ。
とりあえず、頑張る。